窓の高断熱リフォームで最大200万円の補助金!「先進的窓リノベ事業」についてわかりやすく解説します

2023年の住宅補助事業「住宅省エネ2023キャンペーン」の3つの補助事業の1つ、「先進的窓リノベ事業」がはじまります。

光熱費の急騰する現在、家の断熱性能を高める必要性を改めて感じている方も少なくないかと思いますが、実は家の中で熱の出入りが一番大きいのは「だということをご存じでしょうか?

そのため、家の断熱という点で「窓」は非常に重要なポイントとなります。

今回ご紹介する「先進的窓リノベ事業」は、窓の高断熱リフォームに対し最大200万円の補助金が受けられる、大変お得な制度となっています。

「先進的窓リノベ事業」どのような事業なのか、どんな工事が対象となるのか、わかりやすくご説明しますので、ぜひ参考にしてください。

本記事は、公式ホームページ等を参考に事業内容を簡略化して解説したものです。「先進的窓リノベ事業」に関する詳細は 公式ホームページ にてご確認ください。事業内容に関するご質問・お問い合わせは、公式ホームページもしくは先進的窓リノベ事業事務局 住宅省エネ2023キャンペーン 補助事業合同お問い合わせ窓口 0570-200-594 までお願いいたします。

「先進的窓リノベ事業」とは

「先進的窓リノベ事業」は、既存住宅の断熱性能を早期に高めるために、断熱窓への改修による速攻性の高いリフォームを推進する事業です。高性能な断熱窓へのリフォームで、最大200万円の補助金が受けられる大変お得な制度となっています。

では、なぜ「窓」のリフォームに特化した補助金事業が開始されたのでしょうか?

その理由の1つに、海外の住宅と比較して日本の住宅は断熱性能の基準が低いという問題が挙げられるかと思います。

特にに関しては世界各国で断熱性能の最低基準が設けられているにも関わらず、日本では最低基準も設定されていません。

窓枠についても、日本では熱が伝わりやすいアルミサッシが一般的ですが、熱を伝えにくいサッシの樹脂化や木質化が世界的には主流になってきています。米国の約半数の州では、アルミサッシが禁止されているほどです。

そのような背景もあり、今回の補助事業では、「断熱」その中でも特に「窓」に重点が置かれているのではないでしょうか。

高断熱窓へのリフォーム費用の1/2相当を補助!上限は200万円

「先進的窓リノベ事業」の注目点は、補助金額の高さと、最高200万円まで補助が受けられるという点です。

補助金額は、建物種別・窓の性能・大きさにより窓1箇所ごとにそれぞれ設定されています。

補助金額の詳細については、今後別記事にてご紹介いたします。

「先進的窓リノベ事業」補助金をうけるための3つの条件

「先進的窓リノベ事業」の補助金をうけるためには3つの条件があります。

  • 窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること
  • 窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること
  • 既存住宅であること

それぞれの条件について解説します。

1.窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をすること

「先進的窓リノベ事業」制度を利用するためには、リフォームを依頼するリフォーム業者が住宅省エネ2023キャンペーンの住宅省エネ支援事業者に登録している必要があります。

窓リノベ事業の補助金を利用する場合は、工事を依頼するリフォーム業者にあらかじめ「窓リノベ事業」を利用したいことを伝え、事業登録しているか・する予定があるかを確認しましょう。

2.窓のリフォーム工事をする住宅の所有者等であること

住宅の所有者等とは、以下のとおりです。

  • 住宅を所有し、居住する個人またはその家族
  • 住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
  • 賃借人
  • 共同住宅等の管理組合・管理組合法人

3.既存住宅であること

戸建、共同住宅等の別を問わず、建築から1年が経過した住宅、または過去に人が居住した住宅をいいます。

どんな工事で利用できるの?

「窓リノベ」の対象となるのは、対象製品を用いたガラス交換・内窓設置・外窓交換の窓リフォームです。

「対象製品」とは、メーカーが登録を申請し、事務局が一定の性能を満たすことを確認した製品です。
※2023年1月現在は商品登録申請受付中となっています。どのような商品が対象商品として登録しているかは今後発表される予定です。

※2023年1月31日 リフォーム対象製品が公開されました。対象製品の検索|住宅省エネ2023キャンペーン【公式】 (mlit.go.jp)

対象となる窓リフォームについて、それぞれがどのようなリフォームなのかご紹介します。

ガラス交換

窓のガラスのみを取り外し、複層ガラス等に交換する工事です。

元々のサッシをそのまま利用して、ガラスのみを交換します。

他の方法に比べて費用が抑えられるメリットがありますが、元々のサッシがアルミの場合、アルミ部分の結露の発生は抑えられないことがデメリットです。

内窓設置

窓の内側に新しい窓を新設する工事です。

「窓リノベ」では、 既存の内窓を取り除き、新しい内窓に交換する工事も対象となります。

元からあった窓と、新しく取り付けた窓の間に空気層が生まれることにより、断熱効果・結露抑制・防音効果が期待できます。

窓が二重になるので、開け閉めの動作が二倍になることがデメリットです。

詳しくはこちらの記事も参考にしてください。

簡単リフォーム内窓「インプラス」でお悩みを解決!メリット4選

窓から始める寒さ対策・光熱費対策!短時間工事で断熱効果だけでなく様々な悩みを解決できるメリットがある内窓、リクシルのインプラスをご紹介します。

外窓交換

元々ある外窓を新しい窓に交換する工事です。

窓の種類を変えることもできるので、元々開けられなかった窓を開けられる窓にする、違う開け方の窓に変えるということも可能です。

既存の外窓を交換する際、古いサッシの枠の内側に、少し小さな窓を取り付ける「カバー工法」と、既存の外窓を交換する際、古いサッシを枠ごとを取り除き、新しいサッシに交換する「はつり工法」の2つの工法があり、どちらも「窓リノベ」の対象となります。

「カバー工法」は、壁を壊さずに窓を交換する方法で、既存の窓サッシの上から新しいサッシをかぶせます。費用や工事日数を抑えられるメリットがあります。枠の上から枠を設けるため、開口部が一回り小さくなることがデメリットです。また、既存の雨戸がある場合や出窓など窓の形態によって、施工できない場合があります。

はつり工法」は、元々の窓を枠ごと撤去して新しい枠から作り直す方法です。今の窓と同じ大きさのままリフォームすることが可能ですが、窓の周辺の壁も壊して再度作り直す必要があるため、工事費用や工事日数が「カバー工法」と比べて多くなります。

「窓リフォーム」には様々な方法があります。リフォームする目的や予算に応じて、どのようなリフォームをするのかしっかり検討しましょう。

要注意!「窓リノベ事業」の対象外となる例

先ほど挙げたガラス交換・内窓設置・外窓交換のリフォームを行っても、「窓リノベ事業」の対象外となってしまう例があります。

  • 補助額が5万円未満である場合 ・・・「窓リノベ」補助金の対象となるためには、補助額が5万円以上であることが条件です。
  • リフォームに用いた製品が「対象製品」でない場合
  • 以下に該当する工事の場合
    • ドアの一部および欄間に取り付けられたガラスを交換する工事
    • 店舗併用住宅等の住宅以外の部分の窓・ガラスの工事
    • 住宅の所有者等が住宅設備を購入し、その取付を住宅事業者に依頼する工事
      (いわゆる施主支給や材工分離による工事)
    • リース設備の設置工事
    • 中古品を用いた工事

「先進的窓リノベ事業」を活用してお得に窓リフォームを!

いかがでしたか?

今回の記事では、「先進的窓リノベ事業」がどのような事業なのか、どんな工事が対象となるのかを解説しました。

工事内容や製品性能ごとの具体的な補助金額については、今後別記事にて解説する予定です。

本記事は、公式ホームページ等を参考に事業内容を簡略化して解説したものです。「先進的窓リノベ事業」に関する詳細は 公式ホームページ にてご確認ください。事業内容に関するご質問・お問い合わせは、公式ホームページもしくは先進的窓リノベ事業事務局 住宅省エネ2023キャンペーン 補助事業合同お問い合わせ窓口 0570-200-594 までお願いいたします。

なお、当店は「先進的窓リノベ事業」登録事業者です。

奈良県にお住いの方で「先進的窓リノベ事業」を活用した窓リフォームをご検討中の方は、ぜひ当店にご相談ください。

当店のブログでは、この他にも様々なリフォームに関する補助金制度などをわかりやすく解説しています。

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以上参考になれば嬉しいです。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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